フラ部のこと。




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フラをおしえてほしい、

友人のライヴなどで踊らせていただく機会があるとよく言ってもらうことで
いつもすこし胸がザワリとしてわらってごまかしてきた、大抵は
私の触れてきたフラは踊りのことだけではなく生き方で言語で文化で歴史で、、それをどうぞと渡すことは、かんたんにはきもちがむかなかったから
でもそういういいきもちをシェアしていきたい!とおもうところもしっかりあり。
フラを始める前にみんなで手をつないでサークルになって呼吸をして自分を浄化する、というのを一緒にしたり、屋外で軽く一緒にハンドモーションをしたり、は何度かやりました




徳島暮らしも4年が過ぎ
人見知りな私も何度か顔を合わす皆と少しずつ打ち解けられるようになった頃
ウクレレを弾き歌う彼女から「フラ部をしよう」との声をいただいた
私はやはり、ザワリ。笑。それでもやっぱり嬉しくて、なんとか形にしたいなあと前向きに取り組むうちにムスメがお腹にきてくれてペースダウン。
そしてご縁があり昨年末に神山に引越して彼女と川を越えた山同士のご近所となり、子育てお母さんたちの集まりに呼んでもらって顔を出すうちにもう一度フラ部の話が出て、そして彼女がお山のおうちで歌ってくれたのが『大地の子供たち』だった。今では解散したバンド“モモ”のものだということ

手直ししながら心地よく暮らす家でこどもらが駆け回る中で聴く彼女からのその唄が胸に響いて身体の中をぐるぐるまわって、その夜の授乳の後にいてもたってもいられずに振りをつけた
それはその曲を私なりに理解した言葉にこれまでおしえていただいたフラの振りをあてはめた創作のフラ。水といえば湧き水を引いて暮らす私にとっては雨、こどもといえば左胸で抱くいとおしいもの、、ぐぐっと心に導かれるままに身体を動かしあっという間にできた
そしてふと訪れた静かな時間にこの踊りをすると自分の軸に気づかされて日々つい大切なものを見落としてこどもにいらいら当たってしまう私の道しるべのような存在になりつつある
ある日友達のカフェで踊った私を撮ってくれていた顔がなんだかとてもよくて、それでこのフラが子育てかあちゃんのみんなにも日々の頼りとなればいいなと思えるようになった

でもとても印象的だったのはこの振りをみんなが手をつけて踊ってくれた時、彼女らの顔がなんだか高揚していてこどもを愛おしむというよりは恋をしているような顔になっていたこと!
ああ、これでいいんだなあ、、!と思えた瞬間だった

フラをおどりたい、そのきもちをともにすること。
クムフラから教わった踊りは私が踊るのをみてもらうことで、
そして心が動いて踊りをつくれた曲は一緒に踊りながら。
したいことをすればいいんだ、と思えた
心のままに


フラ部、しずかにやってみようとおもいます




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by acomino.cocoro | 2015-10-27 00:00
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