＊あなたが必要＊ 2006,5,12

まっさらな紺色の布のハンチング…
サイズのサンプルとして作ったハンチング。
こんなシンプルな、ただ、そこにある布を使って帽子を作ったのは　初めて。

でも、、不思議　
なんだかとっても凛としているように　見えたんだ

どこかで出会ったその布が、今はここで帽子になっている　それを大切におもってくれた人にぴたりサイズの帽子をお渡しするためのヘルプマン・・・自分のことを、誇らしく思っているようにみえた

それは　ブリュッセルのレースや着物で作っていたドレスが　“せっかくだからいつか自分が着られるようにしよう”って思い始めた その時から　急に、まるで大きく息を吸って 生き生きと呼吸をし始めたように思えたときと　おんなじだった

目的もなしに勝手にうみだすことは　その 作り出すものに対して あまりにも失礼な行為なんだ
きっと。　　そんなことを、教えてもらった気がした



今日は、リバーシブル帽子を　オワカレさせて、新しいパートナーに合わせる　ってことをした、初めて。

でもね　すごうくすっきりする行為だった
帽子たちも、なんだかつやつやいきいきしてきたようにおもえて。

赤毛のアンが、マシューとマリラに本当に必要とされて暮らすようになって、みるみると生き生きと美しくなっていった　そのステキな変化を　思ったりして
それは、あなたが必要です大切ですっていう 心からのおもいを心で感じ取るからなのかもね


友だちに誘われたお鍋の後に、イチゴと一緒に楽しんだ　今夜のステキなロゼシャンパンも
展示会のお祝いに友達たちに頂いた贈り物も　友だちとふたりで、一緒に楽しむことができて
ますますピカピカに輝いている気がしたもの