＊信じる＊ 2006,9,11

あの日に戻して　会いたい人に、会えるから　　
・・そう、思う日を持つ人は　たくさんいるでしょう

戻して欲しいその日が、5年前の今日である人が　どれだけたくさんいることだろう

大切な人を亡くすこと　それだけでさえ、じゅうぶん揺さぶられることなのに　
それが、人の手に寄るものだなんて



どれも、人のすること

ビルを建てることも、一瞬で壊すことも　人の命を産み出すことも、人の命を一瞬で消すことも



大切な人を亡くして、その姿をちゃんと目にして、私は
それでも　おろかな自分に狂おしいほどの後悔が襲ってくることも、やっぱりあるけれど
大切な人を亡くして、前よりも　人に温かいきもちを持てている気がする


誰もが、父と母から生まれてきたことを　　
愛し合う二人の人たちから、生まれてきたことを

私は　信じたい
　

誰もがそのことを　頭の隅の隅でいいから、決して忘れないことを