acomi spring exhibition 2009 Home 2009年3月13日(金)~22日(日) at 丸の内ハウス・サロンルーム ハワイ島のちいさな町、ホノカア 2年前の初夏、町の日本寺で過ごした2ヵ月の時間の中で出会えたのは、 こどもを育てて町で暮らし 自分の国の踊りを踊る女の子たち 町を愛し、町のオールドシアターを守って暮らす人たち 海を越えて その土地に暮らす人たち かつて文化をつくってきた日系人のおじいちゃんおばあちゃん そして ハワイ島の、大きな空と風と海と緑と土と・・ 土とつながっていない、自分 だった 海を越えて 東京へ帰るまえに 私の中に、ふいに すとんと降りてきたおもい 自分をうんでくれた両親が生まれた土地…自分のルーツの土地へ、行こう ・・ルーツの土地に、かえろう そうして心のままに四国を旅して出会ったのが、愛媛の町 内子でした だれも、知り合いのいなかった土地で 今、 何十年も前からその町に住む地元の人人 自然を豊かにしようと移り住んできた人人 愛媛の海や山を愛し守っている人人・・に出会えて 日々の暮らしを すべてを、 体感しています。 この町で暮らした一年の時間が 今の私の色 いってかえってどこにいようと、私の中にありつづける色 あなたの中の あなたの色は、どんなすてきな色ですか? ここに 出会えたすべての皆様に、感謝いたします。 2009年春 acomi Home をテーマにした、今回の展示 ちいさな5つのテーマに分かれていて、ひとつひとつの日傘には名前がついています。 ちいさく添えた そぎ落とした言葉の裏にあるこぼれ話しを、してみようかと思います。 そのはじまりに Home をあらわした、始まりの傘のお話しをひとつ。 ○ 傘: 土 / earth あの空 あの道 あの笑顔… その色が、あなたの Home 愛媛といえば だれもが 「あったかい」 と思うらしいけれど(私も思ってた) 内子は盆地だから、雪も積もるし 土間のある築90年以上のわが家は冬はとくに寒くて でも、2度目の冬を過ごす私は 灯油ストーブの楽しみ方も2度目 隙間を埋めたり障子やふすまの文化を見直したのは、2度目だから そして、なんだか 寒さにつよーい子に なったみたい 冬がちゃあんと寒いと 春がまた、待ち遠しくて 早咲きの黄色を探していたら 駄馬池のそばに咲いてるって、友達からのお知らせ 自転車をおして、畑の間の小道を上がる・・野菜がとれたあとの日の畑 白菜のあとの、スカートを広げたようなのこり姿が 畑にぽつりぽつり いま、土にかえろうとしているんだな ふと、上を見上げると・・・ わ、きいろぉ~~!! 自転車を置いて、坂道を歩いて上がる その、黄色の中に顔をうずめると むこうに、さっき歩いてきた畑と道と空が見えた この風景を、この色を ここで過ごしている時間を、わたしは きっと忘れないと思った ずっと、持ち続けるだろう と そして どこにいても、そのことが からだのどこかに根付き続けていれば きっと、土とつながって生きていける って きっと みいんな、そういう色を持って 生きているんだ って ふと、気がついたら下の道で おじいちゃんが不思議そうな顔をして自転車をみてた あ やっぱりあそこ、うちやったんや よけて置いたらよかったわ 「すいませーーーん、ここでーーす。それ、わたしのでーーーーす!」 声のちっちゃい私 そうとうがんばって、おらんだんやけどな おじいちゃんには届かんかったみたい すこうしかんがえて、うちに入って また出て どこかへ歩いていった あの空 あの道 あの笑顔… その色が、あなたの Home
by acomino.cocoro
| 2009-03-17 23:59
| ものつくりの心。
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