*いまでも、開校記念日





夕方から大雨 の、予報は聞いていたけれど
それでも朝、自転車で学校へ

やっぱり午後の食器洗いの頃から、どしゃ降りの大雨
ミゾゴの水も溢れかえる

「泳いで帰れらい」


軽い雨になっていたから、今ならいけるかなとも思ったけれど
でも すぐに、ざんざん降り出した
もう 心は決まっているから、雨の中を自転車で進む
もちろん、傘はささない


目を伏せて、進む自転車
横には 生き生きとした水田の稲たち

ふと、顔を上げた
雨が降っていないときのように、顔を戻した

雨は、そんなに目の中には入ってこないし
・・あれ なんだろう、この感覚
ほんとうに、泳いでいるみたい、、

・・・ああ!そうだ
2年前、ビッグアイランドで 海の中で目を開けたときのあの感覚

またひとつ、海と近づけたような
作り出してしまった人間ワールドの壁をひとつ、取っぱらえたような、、
あの 感覚



水を得た水田の稲たちと、おなじ場所にいられるような気がした
ずぶぬれねずみの帰り道






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2007 Big Island, Hawaii
by acomino.cocoro | 2009-07-01 23:59 | 海のこと。
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